おりはら日記


2006年11月の日記


ありがとうございました! 2006.11.17[Fri]
 これまで『おりはら日記』を、お読み頂き本当にありがとうございました。これからは、『おりはらブログ』で情報の発信を行って参りますので今後ともよろしくお願い致します。

ホームページをリニューアル! 2006.11.16[Thu]
 これまで何度かホームページのリニューアルについて書き込みましたが、イヨイヨ実現間近です。現在、制作をお願いしているF氏と最終校正をしながら最後の詰めを行っている所です。

 ホームページのリニューアルは、この『おりはら日記』をブログ化する事が大きな目的ですが、したらしたで、書き込みをする環境が変わって、写真の貼り付け方、コメントの位置、色々なテンプレートの使い方など覚える事が一杯です。
 基本的には、背伸びしないでゆっくりと操作方法をマスターして行きたいと思います。F氏からは、形態電話からもブログの更新が出来るとのこと。本当にビックリしてしまいます。
 そんな事で、午前中は書類整理とリニューアルされたテスト用ホームページの最終校正を行いました。出来るだけ早く皆様に見ていただけるよう頑張ります。乞うご期待ください。

 午後からは、市民相談があった現場に行って、その実状を細かく把握し、担当課に善処をお願い行って来ました。担当課でもパトロールをして危険場所の掌握に務めているが、範囲も大きく見過ごす場合もあるので、いろんな意味で情報を頂きたいとのお話がありました。
 皆様の要望については、出来るものと、実現までには時間の係るもの、実現困難なものと様々だと思います。私は、一つ一つのご意見を大切にし、当局に話をして何か良い方法が無いのか粘り強く検討しながら、出来ても出来なくても、必ずご返事をお返しいたします。どうぞお気軽に、遠慮なくご相談いただければと思います。

第7次総合計画策定のための意見交換会! 2006.11.15[Wed]
 現在、山形市では第7次総合計画策定を目指し、様々な方々から意見を聞いています。今日は、我が緑政・公明クラブとの議会意見交換会が開催され、企画調整部長及び課長から将来都市像や総合計画第4章「重点課題と施策」について説明を受けた後、質疑形式で意見交換を行いました。

 今回の第7次総合計画では、平成19年度を初年度として市の目指すべき将来像と、その実現に必要な諸施策の方向性などを明記し、経営計画は、市政経営の理念と方針を示し、5年間の課題解決型の計画としています。

 いままでの経過では、「山形らしさ」を強調し、その実現を目指していますが、市民の皆さんにこの『第7次総合計画』を提示してもドキドキ感・将来に夢を見ることは出来ないものとなっています。市の財政状況が悪化しているのは承知していますが、その中にあっても、市民と共に創る「山形らしさ」が輝くまちをメーンとしながら計画にも目玉の施策が必要だと思います。

 例えば、山形市の観光についてもっとアピールするためのプロモーション事業と元県立中央病院跡地と一中前の市所有の土地を等価交換し、その土地に『山形らしさ』(地場産品・蕎麦街道・伝統発表の場・展示スペース)を国内外の観光客にアピールできる拠点を造ってはどうか。 
 又、私が提唱している子ども条例を制定し、且つ子どもを生み育てるには山形市が一番と全国に発信できる施策を作り出す。例えば、特定不妊治療に市単独の助成・乳幼児医療給付制度の充実と所得制限の緩和・「食育運動」に取り組み、食育推進会議などの組織化と食育推進計画の策定を行いながら、積極的な施策を展開・スポーツ振興の取り組みにより子どもの体力向上等を目指す。

 行政の堅実な施策展開は理解出来なくはありませんが、財源がないのでこれ以上のものはと言う考えは、問題の先送りであり、本当に智慧を出してこの計画を策定しようとしているのかと疑わざるを得ません。皆さんからも活発なご意見をいただければと思います。お気軽に『お問い合わせフォーム』よりご意見をお寄せ下さい。

自分に負けるな! 2006.11.14[Tue]
 今日は火曜日。目を覚ますと何と7時過ぎ、急いで着替え洗顔を済まして、恒例の朝の挨拶に出かけました。
 今日は、11月11日の南沼原小学校創立102周年記念式典に参加した事に触れ、南沼原小学校の新設分離校建設について訴えさせて頂きました。又、「いじめ」「子どもの自殺」にも触れ自分に負けないで欲しいと訴えさせて頂きました。

 当然、子を守るべき立場である両親・家族・学校・地域・仲間達等のそれぞれの役割をしっかりと行うことは勿論ですが、最終的には自分の命を絶つという行為を決するのは『自分の心』です。私は、『自分に負けるな!』と声を大にして言いたい。悩みを抱え込まないで、諦めないで相談して欲しい、信号を送り続けて欲しいと思います。周りの人は、必ず貴方の味方です。

《人生の座標より》
☆ いじめや暴力をなくすために、何といっても必要なものは勇気でしょう。悪に屈しない勇気、悪を傍観視しない勇気−−−それらが総結集されたとき、いじめや暴力も、すごすごと退散していくに違いない。

☆ 前へ、前へと進んでください。後ろを振り向かないで。すべては『これから』です。いつも『これから』なのです。

◇ いつも、心を「太陽」に向けて生きよう。困ったことも笑いでふっ飛ばそう−−−そうした前向きの朗らかな一念が、人生を変えていく。成功と勝利をもたらす原動力となるのである。

◇ 人生は、「これ以上無理だ」とあきらめる自分、「もうこれくらいでいいだろう」と妥協しそうになる自分との戦いである。「断じてあきらめない」「断じて負けない」と、自己との闘争に勝ちゆくことだ。

山形市技能功労者褒賞式! 2006.11.13[Mon]
 午前中は、昨晩「紹介映像を作るので写真を抜き出して持ってきてくれ」との電話で、アルバムを引っ張り出し昔の思い出でに浸りながら選んだ写真を持って、妻と一緒に長男の結婚式の打ち合わせに仙台まで行ってきました。

 午後からは、山形グランドホテルにおいて開催されました、第35回山形市技能功労者褒賞式に出席しました。本年度は26名の方々が褒賞を受章されました。大変におめでとうございます。
 この制度は、各職種において長い歴史の中で、その伝統の技を受け継ぎながらこの道一筋に技能の研鑽に励み業界の発展に寄与された優れた技能者の方々に対して、その労を讃えると共に誇りと励みにして頂こうと昭和47年に発足しました。そして、その受賞者は今年で一千名を超え、1018名となりました。

 今回の受賞者の皆様の年齢は、55歳から83歳まで、経験年数は最小で32年から最大は57年というものですが、各職種組合の推薦や町内会からの推薦を得て、選考委員会で承認された方々です。今後とも、健康にご留意されながら今後ともご尽力賜りますようお願いいたします。本当におめでとうございました。

村山地区総合型地域スポーツクラブ啓発研修会 2006.11.12[Sun]
 午前中は、第33回南沼原地区文化祭に出席し、各サークルの作品展示や発表を観賞しました。

 午後からは、山形市スポーツ会館で開催された、村山地区総合型地域スポーツクラブ啓発研修会に参加しました。この研修会は文部科学省からの委託事業で県主体で開催されたものです。
 研修会は、講演「総合型地域スポーツクラブの特徴と国内クラブ活動状況」(講師:黒須充氏)とシンポジウム「クラブ創設に向けた取り組みと課題」(発表者:阿部治三郎金井地区ほなみふれあいスポーツクラブ設立準備委員会事務局長、助言者:黒須充福島大学人文社会学群人間発達文化学類教授、鈴木漠山形大学地域教育文化学部地域教育学科教授)の二部形式で行われました。

 私も、9月定例議会で、文部科学省は「スポーツ振興基本計画」において総合型地域スポーツクラブ育成を目標としたが、現在の本市の状況と今後の計画はどうかと一般質問を行っております。当局からは、今年8月に、(財)山形市体育協会内に「山形市総合型地域スポーツクラブ創設推進委員会」が設立され、人材育成を図りながら、スポーツクラブ設立に向け働き掛けていきたいとの回答を得ていました。
 そんな中、金井地区において住民主体の総合型地域スポーツクラブの発足を目指し「ほなみふれあいスポーツクラブ」設立準備委員会が活発な活動を展開していると聞いて嬉しく思っておりました。

 黒須教授・鈴木教授とも、文部科学省と深い関係があり総合型地域スポーツクラブの育成に尽力されている方々です。黒須先生からは、プロジェクターを使って、総合型地域スポーツクラブの役割、システム、バリエーション、方向性、他クラブの活動様子等についてお話をお聞きしました。
 その後、阿部事務局長より、クラブ創設に向けた取り組みと課題ということで発表がありましたが、残念ながら先に黒須先生からお聞きした視点からみても、考え方や取り組み方に大きなズレや将来に不安を抱かせる問題が山積しているように感じました。来年2月の発足までに、一つ一つの課題を解消するために準備委員会と地域並びに行政がきちっと連携し努力していかなければならないと思います。
 特に、鈴木教授は山形大で色々と指導も仰げるものと思いますので、いろんな意味で助言をもらえる体制を整えるべきであると思います。

 私も、市民の皆さんが各種スポーツを通して、体力・健康維持は勿論の事、リフレッシュや交流の場として、様々な形態の中で地域づくりの核となるような総合型地域スポーツクラブになるよう推進して行きたいと思います。 

創立102周年記念式典に思う! 2006.11.11[Sat]
 南沼原小学校創立102周年記念式典及びはらっぱフェスティバルに出席しました。
 岡田校長先生から、児童数1019名の県内一のマンモス校となった反面、新たな教室が建ちグランドが狭くなった事、長くて細い廊下や給食室まで遠くて大変な事、体育館が思うように使えない事、音楽室や理科室・コンピューター室が一部屋しかなく自由に使えない等の不便さがあるが、創立100周年「光かがやき空高くとべ はらっぱの子」のスローガンのもと頑張っていこうとのお話がありました。
 子どもたちの教育環境の平等という視点からも、このような状況になるまで、付け焼刃的対応で抜本的な計画を持たなかった教育委員会及び行政の対応に疑問を抱きます。
 これまで、市川市長への要望活動の中で、ようやくこの事態を重く受け止めて頂き、南沼原小学校の新設分離校建設を決断していただきましたが、建設場所及び建設計画等についてはまだまだ不透明でスピード感がありません。
 早急な新設分離校建設実現に向けて、地区・PTA等が一体となり、一年でも早くこの不平等な教育環境の改善のため行政に活動して行きたいと思います。

新体制! 2006.11.10[Fri]
 公明党の支持団体である創価学会は、9日に会長選出委員会を開き、秋谷栄之助会長の辞意を受け、新たな会長に副理事長の原田稔氏を選出しました。任期は5年で、この決定は、その後開かれた最高指導会議で承認されました。
 また、新理事長には、副会長の正木正明氏が就任しました。秋谷前会長は、新たに最高指導会議の議長に、青木亨前理事長は同会議副議長に就任しました。

 公明党も神崎代表から太田昭宏新代表に、また、幹事長も冬柴幹事長から北側一雄新幹事長に交替したばかりです。共に新体制で、創価学会は創立80周年(2010年)に向って、公明党は明年の地方統一選挙・参議院選挙・統一外選挙を大勝利し、次の50年へ向けて力強く前進して行く為の体制を整えたところです。

 私も、太田代表及び北側幹事長と同じ気持ちで一つ一つの事柄に全力で取り組んで行きたいと思います。季節が!月日が!ドンドン経過していきます。地方統一選挙の投票日も明確に決定しました。サァー戦いだ!
県議会議員選挙 平成19年4月8日
市議会議員選挙 平成19年4月22日

施設見学及び農政懇談会 2006.11.9[Thu]
 今日は、産業文教委員会の施設見学及び農政懇談会が開催されました。施設見学は、山形木造住宅プレカットシステム工場(安部政昭理事長:山形市表蔵王62−1)と蔵王成沢地内でビニールハウス内でトマト養液栽培を行う板垣実氏よりお話を伺いました。
 その後、山形農業協同組合本店において、JA山形市農業組合:大山幸雄代表理事組合長、JA山形農業組合:長澤豊代表理事専務を始めとして農業協同組合関係者の皆さんと農政全般に亘り懇談会を致しました。
 
 トマトは私の大好物で、1年間を通して最新の養液栽培でトマト作りに取り組む板垣氏のお話を興味深くお聞きしました。水田地帯の一角に、軽量鉄骨で組上げられた家型のビニールハウス2棟と育苗用の小さなビニールハウス1棟が建っていました。
 養液栽培というものが理解出来ない私は、ハウス内を見てビックリ。トマトは地面に植えられているのではなく、地面の上に設置されたプランターのようなものに植えられ、そのプランターに太い官が差し込まれていました。そして、このパイプ官を使って計画的に栄養や水分を潅水させるのだそうです。
 平成10年度に県及び市の補助を受けながら、試行錯誤の上ようやく年間27トンを生産出来るまでになったと誇らしげに語ってくれました。現在ハウスにあるトマトは11月末まで収穫し、12月中頃に入ると来年の3月から6月まで収穫するトマトの定植を行うとの事でした。所謂、2作で通年を通してトマトを出荷している事になります。
 板垣氏は、農業経験がまったくない中で就農したと言う事でしたが、更に勉強しお客さんに喜んでもらえるトマトと新しい品種や美味しいトマト作りに頑張っていきたいと抱負を語っておられました。
 養液栽培という栽培方法で、トマトのほかキュウリ・ナス・イチゴ・バラなどに取り組んでいる人が県内に数人いるとの事ですが、山形市には板垣氏一人とのこと、養液栽培のパイオニア的存在として、より一層のご活躍をご期待申し上げます。


おりはら通信第13号を配布しながら! 2006.11.8[Wed]
 今日は、一日中自転車の前カゴに『おりはら通信第13号』をいれ、地域の一軒一軒を回り配布いたしました。10月に完成していましたが、中々配布する時間が取れなくて歯がゆく思っていました。今日は天候も良く、大分はかどりました。今回は、配布範囲をもう少し拡大しようかなと思っています。

 配布中に、「選挙廻りか」と聞いてくる方もおり、どうしたのかと確認すると、明年の地方統一選挙に立候補予定の新人候補が後援会パンフを持って挨拶に来たとのこと、イヨイヨ臨戦体勢を整えなければと思います。と言っても私は、これまでのスタンスを変えるつもりはありません。
 私自身、2期目のプレッシャーが無いとは言いませんが、背伸びする事無く、これまで通り一人一人の声を大切に、現場第一主義に徹し、「誠実に!真剣に!情熱を持って!」力の限り行政に伝え、一つ一つその課題の実現目指して頑張って参ります。

海外視察報告アップしました! 2006.11.7[Tue]
 火曜日という事で、定例の朝の挨拶と市政報告を何時もの場所で午前7時30分から1時間行いました。
 その後、午前11時30分から行われた山形ケアセンターそよ風(荒楯町1−4−1)の内覧会及び開所式に出席しました。

 後は、自宅に戻りひたすら海外視察報告の作成に取り掛かりました。日本に帰って3日間かかりましたが、どうにか纏める事ができました。どうぞ11月1日から5日まで遡ってご覧頂きたいと思います。

文部科学副大臣就任祝賀会! 2006.11.6[Mon]
 遠藤利明衆議院議員の文部科学副大臣就任祝賀会に出席いたしました。遠藤副大臣は、認証式の様子を詳しく話されながら、北朝鮮の核実験に係る放射能問題や子どものいじめ問題、高校必修科目の履修不足等の問題、更には教育基本法改正等について、もう一人の文部科学副大臣である公明党の池坊保子衆議院議員と共に、伊吹文部科学大臣を全力で補佐し頑張っている旨のお話がありました。
 遠藤副大臣は、以前から教育に対して熱心に取り組んでおり、正に適役であると思います。私も、連立政権という立場の中で、選挙戦では応援弁士も勤めさせて頂きました。
 お出迎えの時と乾杯してから各テーブルを回って来られた時の2回、副大臣と握手をさせて頂きました。今回の安倍内閣の組閣にあって、東北では唯一の副大臣であり、遠藤利明衆議院議員の今後益々のご活躍を期待したいと思います。

帰って来ました、でも! 2006.11.5[Sun]
 今日のタイ時間午前2時の特別チャーター便にて無事帰って来ました。でも、空港はそれぞれの自国に帰ろうとして出国手続きをしている人で凄い混雑で、その人ごみに圧倒されてしまいました。時差があるので、日本時間でいうと午前4時出発、仙台空港着が午前9時45分と言う事になります。
 今回の海外視察は、私にとって初めての視察で何かと不安がありましたが、本当に実り多い充実した海外視察となりました。視察報告は、若干遅れ気味になるかと思いますが随時アップしていきますので、是非遡ってご覧頂きたいと思います。

 帰国に際して、出国時間も遅く視察も強行で疲れがあり機内ではグッスリ熟睡出来るかなあと思いましたが、殆ど眠れませんでした。帰国手続きも済み、早速携帯電話で妻に無事日本に帰ってきた事と、上山明新館高校で開催されている県高校バレー新人大会の決勝には、何とか間に合う事を電話をしたところ、迎えにいけるとの事。「ハァ!」私にとっては頭が真っ白と言う事はこうゆう事をゆうのでしょうか。良く話を聞いてみると、昨日ベスト4を決める準々決勝で酒田中央高校にフルセットの末、負けてしまい今日の準決勝には進めなかったとの事。
 新人戦は互いに戦力が未知数で何が起こるか判らないとは言われていますが、苦戦は強いられるものの負けるとは予想だにしていませんでした。気持ちの整理がつかない時間が数分ありましたが、ベスト8が次の春高の必須条件であり、来年の2月に全て勝てばOKの気持ちに切り替わりました。

 本来ならば祝勝会となるべき会に参加しながら、明年2月の春校県選抜大会での勝利を絶対的なものとするため、三者一体になり頑張って行こうと盛り上がりました。
 子ども達が心身と技術を磨く為合宿を行う山商会館、練習の後に入るお風呂は、次の活力となるべきものですが、その風呂場のシャワーが許容量が小さく後で浴びる人が水になってしまうとの欠陥がありました。2年前、保護者の皆様から何とかして欲しいとの要望があり、2年間に亘り山商事務局に改善を要求しておりましたが、この度やっと修理改善して頂きました。子ども達及び保護者の皆様から本当に良かったと喜んで頂きました。
 子ども達からは、次の宿題(合宿所に冷房設備、又は扇風機)が与えられました。この事にも真摯に取り組んで行きたいと思います。

海外視察第4日目 2006.11.4[Sat]

四日目の行程
・東北パイオニアアユタヤ工場視察
・世界遺産アユタヤ視察
・タイ国際航空からチャーター便(TG8122)にて帰国

 海外視察も最終日となりました。ホテルを遅めに出て、タイで一番の高層建築物であるバイヨーク・スカイで昼食を取りました。タイ料理・中国料理等色々と頂きましたが日本料理が恋しくなってきました。鮨があったので食べてみましたがイマイチです。早く日本に帰りラーメン・美味しい牛肉が食べたいと言う気持ちが偽らざる気持ちです。

 午後からは、東北パイオニア(THAILAND)CO.LTDにお邪魔し、玉井取締役社長から、タイ事情及び東北パイオニアアユタヤ工場の概略を説明いただき、工場見学をさせて頂きました。
 昨日のタイ・トヨタでは若い男子が主な労働者でありましたが、東北パイオニアアユタヤ工場では若い女性が殆どでありました。人件費が安いと言う事ですが、日本で言う昔の金の卵状態で直ぐやめてしまう事もあるとの事。2000名以上の若い労働者を教育し、良い品質の品物を作っていく事は大変な事だと思います。そのリーダーシップを取られている玉井社長始め、18名中7名が山形出身との事で、益々嬉しく思いました。
 更に、その内の一人である高木さんを玉井社長から紹介をしていただきました。高木さんはオーストラリアのスワンヒル市との短期交換留学生の2期生であり、それを契機として海外に興味を持ち、現在このタイで頑張っているとのことで、市川山形市長始め皆さん方がお見えになるとの話を聞いて大変嬉しく思い、又、短期交換留学生に参加した事が今の私があるとの感謝の気持ちを伝えて頂きました。
 子どものいじめ問題や高校の必修科目履修不足等の問題等が山積する中、教育に係る事柄について否定的な発言をする人もおります。交換留学制度もその一つでありますが、海外での生活・歴史認識を体験すると共に、家族以外の中で多くの経験を積める機会がある交換留学生制度は大変有効で貴重なものだと私は思っています。今回、高木さんの話を聞いて更にその思いを強く致しました。最後に玉井社長・高木さんと会社前で記念撮影をさせて頂きました。

 視察の最後は、世界遺産の一つに登録されているアユタヤ遺跡を見学いたしました。もう一つその背景と文化遺産の尊さが判り難いものがありましたが、観光の一つとしてこうゆう遺産があると言うものは凄いと思いました。山形市では、山寺などはその候補に上がるのではないかと思います。昔のものを大事にして、その歴史や背景を精査すると共に、新しい観光メッカを作っていく事も大事であると思います。
 芸工大生の作品なども、今後大きな価値を見出してくれるものだと思っています。四季折々の素晴らしい自然のある山形、美味しい食べ物が豊富な山形、祭りや文化的遺産も沢山あります。行政・企業・メディア・市民が一体となって『観光・芸術の都市山形』を目指して頑張って行かなければならないと思います。
 私も今回の海外視察を活かし、何が出来るのか・何を求め・創り出して行かなければならないのか考え、一つ一つ実現目指し活動して行きたいと思います。本当に貴重な視察をさせて頂いた事に感謝申し上げ、視察報告と致します。

海外視察第3日目 2006.11.3[Fri]

三日目の行程
・タイ観光物産展開会:伊勢丹バンコク
・日系企業視察
@ハッピー工業且謌企業(PENN K INTER TRADING CO.LTD)
Aトヨタ自動車現地工場視察(SIAM TOYOTA MANUFACTURING CO.LTD)
Bミクロン精密且謌企業(SIAM DENSO MANUFACTURING CO.LTD)

 タイとの観光交流促進を目指し、三市観光物産展「仙台・東北ジャパンフェア」が3日から12日までの10日間の予定で、バンコク中心部のバンコク伊勢丹で開幕しました。
 三市の約150種類の名産品が5階の会場のフロアで販売されます。最初のお客様に各市長より花束と記念品が送られる事になり、梅原克彦仙台市長、市川昭男山形市長、瀬戸孝則福島市長のほか、各市の議員や商工会議所・商品販売関係者ら約130人が10時のオープンを待ちました。私も、サクランボのブローチと小型こけしをカゴに持って、来客された方々に配って回りました。 
 山形の名産品としては、そば類、和菓子(のし梅)、醤油、漬物、地酒、JA関係のリンゴ・ラフランスなどが展示されました。又、玉こんにゃくの実演販売や蕎麦打ちコーナーも設けられ、バンコク市民に山形の美味しい食べ物を多いにアピールして頂きました。関係者の皆さん本当にご苦労様です。

 その後、ハッピー工業鰍フ取引企業である、PENN K INTER TRADING CO.LTDのショールームやSIAM TOYOTA MANUFACTURING CO.LTD(タイ・トヨタ現地工場)、ミクロン精密且謌企業である(SIAM DENSO MANUFACTURING CO.LTD:デンソー)の各会社を視察させて頂きました。
 特に、タイ・トヨタの鈴木取締役社長は山形市の出身で、親近感を感じると共に現場を案内し説明していただいている中で、現地の若い労働者(高卒以上)を如何に立派な製造・技術者に育てていくのか、安心・品質管理・コスト軽減に向け一丸となって努力している姿がヒシヒシと伝わってきました。 
 タイ・トヨタの鈴木取締役社長始め、デンソーの加藤取締役社長、ミクロン精密鰍フ木村さん、ハッピー工業鰍フ取引企業である、PENN K INTER TRADING CO.LTDのDR.SANARM SUENSILPONGに色々とお世話になり心から感謝申し上げます。

海外視察第2日目 2006.11.2[Thu]
二日目の行程
・タイ政府観光庁(TAT)表敬訪問 
・日本大使館表敬訪問 
・タイ国際航空表敬訪問 
・観光セミナー 
・レセプションとなっていますが、表敬訪問については、市川市長・加藤副議長・大久保山形市観光協会副会長の三名のみが仙台市と福島市の代表とで行うことになっており、私達は午後5時から開催される観光セミナーまで、別行動でタイ政府観光庁(TAT)と日本大使館、王宮の敷地内に立つ宮殿や寺院を見て廻りました。

《タイ王国概要》
★タイ王室 
 ラーマ9世国王(プーミポン・アドゥンヤデート国王)とシリキット王妃との間に、ワチラロンコーン皇太子と3人の王女がいます。
★タイの主な都市と人口
 76県からなり、4エリア:北部17県、東北部27県、中部18県、南部14県に分けられる。
 @バンコク565万人Aコンケーン24万人Bスリン22万人Cナコンラチャシマ21万人Dプリラム18万人Eペチャプリ17万人Fウドンタニ17万人Gナコンシタマラート15万人Hナコンサワン14万人Iチェンライ14万人、その他(チェンマイ8万人、アヤタヤ6万人)6496万人(05年10月現在)
★首都 バンコック
★人種 大多数がタイ族。その他、華僑、マレー族、山岳少数民族等
★議会 二院制 上院:直接選挙制、定員200名、任期6年 下院:小選挙区比例代表並立制、定員500名、任期4年
★タイの労働状況 労働年齢人口:3613万人
農業38.6%(1362万人)、製造業15.9%(559万人)、卸売・小売業15.7%(555万人)、ホテル・飲食業6.7%(235万人)、建設業6.0%(213万人)、公務員3.1%(111万人)、運送・倉庫・通信業3.1%(111万人)、その他10.8%となっています。
★経済成長率
タイ経済の成長は、中国の9%には及ばないものの、過去5年平均で5%の成長を続けています。海外からの投資が増加しており、消費も拡大傾向で今後も成長が継続する見込みです。
★気候
5月〜10月が雨季とされ、私達が飛行機が着陸する時みた景色は、正に洪水により田んぼが水浸しの状態でした。11月〜4月の乾期に分かれ、今度は殆ど雨が降りません。3月〜5月頃は暑季とも呼ばれ40度を越す酷暑となります。
★日本との時差
日本時間より2時間、タイ時刻が遅くなります。

 いよいよ、インターコンチネンタルホテルにおいて、旅行業者や報道関係者らに三市の観光や物産展を紹介する観光セミナーが開催されました。梅原仙台市長が挨拶に立ち、瀬戸福島市長そして市川山形市長を紹介します。
 市川市長からは、『おしん』『蔵王温泉の美人湯』『サクランボ』等をキーポイントにしながら山形の観光と物産を売り込んでもらいました。その後、仙台市が中心となって作成された三市の観光物産を紹介するプロモーションビデオが上映されました。

 その後、レセプションが行われましたが、会場の飾りつけも仙台市の七夕をメーンとしたもので、山形のものは若干の花笠の飾りつけ程度でありました。
 平成18年5月26日に「広域観光連携に基づく3市協定」を締結したものの、仙台市はタイと単独で、観光客の行き来を更に盛んにして行こうという協定を、8月31日にタイ国政府観光庁のジュタマ・シリワン総裁と梅原仙台市長とで協定書に調印を行っています。
 協定では、仙台市とタイが、互いに観光プロモーションを行うことを基本とし、それぞれに物産展を開催することやタイでの長期滞在を仙台の定年退職者に斡旋するセミナーの実施などが盛りこまれています。
 そういった意味では、今回のタイ観光物産展は、仙台市がこれまで醸成してきたものに便乗させて頂いたもので、山形市における観光物産展への取り組み方をもう一度考えさせられるものだったと思います。
 私は、山形市が国内外にわたり観光や物産を紹介する機会を沢山持つことは、友好拡大を含め経済波及効果は大きなものがあると思います。今後、年間を通し『山形市の観光・物産をアピールするプロモーションビデオ』の作成と共に、観光行政の在り方をしっかりと計画していかなければならないと思います。


海外視察第1日目 2006.11.1[Wed]
 今日から、仙台市・福島市・山形市が平成18年5月に締結した、「広域観光連携に基づく三市協定」に基づいて、共同事業の一貫として、行政と民間事業者を含めた三市関係者の連携のもと「三市の観光・物産」を海外(タイ・バンコク)では初めて纏まった形で紹介・販売することになりました。
 議会としても、大いに啓発していくべきであるとの視点から、副議長始め産業文教委員等の議員が積極的に参加し、タイとの友好関係を築きながら、海外の山形関連企業の実態把握も含め今日より3泊5日の行程で視察に行ってきます。
 山形市からの参加者は、市川昭男山形市長始め、加藤孝副議長・斎藤栄治産文委員長・折原政信産文副委員長・鑓水一美産文委員、加藤賢一議員、長谷川幸司議員と茅原商工観光部長・折原観光物産課長・高倉秘書課主幹、大久保靖彦山形市観光協会副会長が仙台空港から仙台市・福島市のメンバーと一緒にチャーター便で一路バンコクに向います。

 今日は、移動日と言う事ですが、山形市役所午前7時出発となっています。もう直ぐ午前3時を過ぎようとしていますが未だ目はパッチリしています。初めての海外視察で興奮しているのかも知れません。有益で有効な海外視察となるようしっかりと山形をPRしてくると共にタイの実情等もしっかりと把握してきたいと思います。
 ホテルでパソコンがありインターネットが使用出来れば、『おりはら日記』で視察内容について報告したいと思いますが、原則報告は山形に戻ってから視察行程に沿ってさせて頂きたいと思います。

第1日目行程表では、
市役所を午前7時に出発し、午前11時のタイ国際航空チャーター便(TG8123)に乗って、タイ時刻で午後4時15分にはホテル到着、午後7時からは夕食という予定でした。
 しかし、飛行機の出発が1時間遅れし、台風の影響により、ようやくバンコク市街中心部から東約27kmの所に新設されたスワンナプーム空港に到着したのは、午後5時15分を回っていました。新空港は、これまでのドンムアン空港の約5倍、成田国際空港の約3倍という規模を持つものでまずその大きさにビックリ。私の心は、正に井の中の蛙大海を知らずという言葉がピッタリの状態でした。
 専用バスでバンコクのホテルに向いましたが、3車線になっているはずの道路は、隙間があればドンドンと車が突っ込んできて5車線になってしまいました。この交通状況をどの様に説明すれば皆さんに理解してもらえるでしょうか。兎に角、説明しきれない程の交通渋滞で、夕食に在り付いたのは午後8時50分頃でした。明日の移動も心配されます。

もどる
バックナンバーリスト
Powered by HL-imgdiary Ver.3.00