第16号H19/11/01発行
9月度定例会で5回目の一般質問(大要)
妊婦検診の公費負担について!
- 厚生労働省は、1月に妊婦健診の実施主体である市町村に対し、『5回分を公費負担で実施することを原則』とした通知を行った。この通知を受け、無料の健診回数を増やす自治体が増えてきている。本市でも早急に妊婦健診の公費負担回数を2回から5回に増やすべきであると考えるがどうか。
- 県内で広域的に妊婦健診が円滑に実施できるよう、現在県と県医師会を中心に、健診時期や標準検査項目及び標準単価について協議をしている。来年度から現行の2回から5回に公費負担の拡充を行って参りたい。
産後ヘルパー派遣事業について!
- 「産後うつ」の問題等が指摘される中にあって、産後、育児や家事を手伝う人がいない場合に、ヘルパーを派遣し、母親の精神的、肉体的負担を軽減し、産後の支援を行う制度として、「産後ヘルパー派遣事業」が多くの自治体で実施されている。本市でも、産褥期における子育て支援策として、現行の新生児訪問、育児支援家庭訪問、ファミリーサポートセンター事業などに加えて、産後ヘルパー派遣事業を実施してはどうか。
- 核家族が増加している状況から、産後の生活について母親が必要とするニーズを適切に把握しながら、提供できる支援サービスについて検討していきたい。
多重債務問題について!
- 国は本年4月に、すべての自治体で、多重債務の問題について具体的な相談・助言が受けられる体制の整備や低利の融資制度の創設、金融教育の強化などを内容とする「多重債務問題改善プログラム」を決定した。盛岡市では、既に国の施策を先取りした形で、多重債務問題に積極的に取り組んでいる。山形市でも真正面から取り組むべきであると考えるが、市長の所見を伺いたい。
- 多重債務の相談については、生活情報センターで休館日を除く、毎日と毎月1回の弁護士による無料法律相談を実施している。多重債務整理後、生活再建に心配がある場合は、福祉担当課などへフィードバックするなど連携を強化し、今後の国の動向を勘案しながら真摯に取り組んで参りたい。
史跡山形城跡(霞城公園整備計画)について!
1:国の史跡指定の事実関係について
霞城公園東大手門広場
- 霞城公園整備事業で、体育施設等の移転については、53年当初の計画から盛り込まれていたのか。又、国からはいつ頃、霞城公園を国の史跡に指定したいとの話があったのか、事実関係を伺いたい。
- 霞城公園整備事業については、市独自に昭和54年の市制施行90周年記念事業の中で、@二の丸西堀の湛水、A公園内の整備、B野球場・ソフトボール城の移転、C東大手門の建設の4つの事業をあげております。
昭和58年6月30日に、文化庁から史跡指定について打診があり、公園内の全ての既存施設の移転予定を盛り込んだ霞城公園整備計画書(昭和59年11月)を策定し、昭和59年12月24日に山形市が文部大臣あて、史跡指定の申請書を提出しております。
2:霞城公園内の体育・文化施設の使用延長について
県体育館と武道館
- 現状では、本丸御殿等の建造物は史料がないため復原できず、平面的な本丸遺構の復原だけのために、使用可能な体育施設や文化施設を撤去することは、ムダではないかとの市民の声も聞こえてくる。厳しい財政状況の中で、現在ある施設が老朽化による耐用期限に至るまで、施設使用の延長を行なうべきであると考えるが、市長の所見を伺いたい。
- 山形城跡は、本市のまちづくりにとって重要な要素の1つであり、「日本百名城」に認定されるなど、平城として素晴らしい価値のある史跡である。計画変更については、文化庁と協議をしている。
整備に当たっては、財政状況を勘案し、既存施設の有効利用を図りながら進めて参りたい。
3:史跡指定の返上について
霞城公園整備計画鳥かん図
- 国の史跡指定を返上すれば、体育施設と文化施設が共生した市民の憩いの広場としての霞城公園整備、史実に近い平城の建設ができるのではないか。
- 史跡の指定・解除は国が行うものであり、史跡の価値を有している以上、所有者が返上できるものではないと認識している。
過去に、指定解除の例はあるが、災害等により史跡としての価値を失った場合で、指定範囲を訂正した一部解除くらいで、指定返上の例はありません。
4:東大手門及び本丸一文字門大手橋の活用について
本丸一文字大手橋
- 東大手門始め本丸一文字門大手橋等復原されているが、一般開放回数を増やしたり、観光ボランティアの協力を得ながら、東大手門内に史料を展示するとともに、本丸御殿の立体画像(3D)などを備え、積極的に活用していくべきでないか。
- イベント時のほか、施設見学などで随時開放している。今後は、本丸一文字門大手橋の周辺整備を進め、大手橋の活用を図るとともに、東大手門の活用方法を検討していく。
(仮称)西消防署の今後の方向性等について!
- 本市西部の活断層の存在や近隣の山辺町と中山町は常備消防を持たない状況の中で、JR本線を境とした東西の消防二署制は、市民の人命と財産を守り、全市に等しく防災体制を図るうえで大きな役割を持つものと考える。(仮称)西消防署の今後の方向性及び建設計画はどうか。
- 消防組織法の改正を受け、今年度中に県が消防広域化の枠組みなどを定めた計画を策定する。この動きを見据えながら、第7次総合計画の中の主要事業として位置づけられている(仮称)西消防署整備事業を着実に進めていく。
震災用緊急貯水槽の設置について!
- 山形市の震災用緊急貯水槽は、第二公園や薬師公園など市街地を中心に5箇所設置されている。地震災害に遭った方々が、一番困った事は、水であると言われています。震災用緊急貯水槽の設置計画と設置後の敷地地上部分については、支障のない限り市民に開放すべきと思うが、その利用計画について伺いたい。
- 水道部南側敷地(水道施設管理センター第三ロット)に早急に設置するよう計画している。来年度に基本設計をし、平成21年度から着工したい。地上部分は本来の水道活動に支障のない形で市民の開放を検討していく。
公園における車椅子対応について!
固定の車止めのある公園
- 災害時の一時避難場所として市管理の公園が指定されているが、公園の入り口すべてが階段であったり、固定の車止めがあるため、車椅子では避難できない公園がある。車椅子で避難不可能な公園はどの位あるのか。また、車椅子で入れない公園を一時避難場所と指定している場合は、今後どのような対策を講ずる考えか伺いたい。
- 災害時の一時避難場所指定の公園としては、1,000平方メートル以上の公園171ヶ所を指定している。そのうち、車椅子の出入りが難しい公園は16箇所あり、順次改築・改修などを実施し、早急な対応をしていきたい。災害時における車椅子の方の避難については、自主防災組織・町内会・社会福祉協議会の協力を得ながら一緒に薦めていきたい。
9月定例議会が閉会しました
台風9号被害対策補正予算を先に可決!
蔵王温泉地内を寒河江県議と
現場視察:平成19年9月10日
山形市長選挙の関係で9月定例議会は、10月にずれ込み、10月5日(金)から23日(火)までの19日間の日程で開催されました。
この9月議会には、決算認定3件、補正予算2件、条例案件9件の議案が提出されましたが、全ての議案を可決了承しました。
平成18年度の一般会計及び特別会計並びに企業会計の決算認定では、一般会計において、市税全体で前年度比約8,500万円(0.2%)の増となりましたが、地方交付税が約14億2,000万円(14.1%)の減となるなど、厳しい財政状況は依然変わりありません。
台風9号の爪あと:下宝沢地内
行財政改革の推進及び財政の効率的な執行の取り組み等により、平成18年度の一般会計決算額は前年度比で5.1%の減少となりましたが、実質余剰金15億2,800万円を次年度に繰越す事になりました。
また、水道事業会計で約3億9,800万円、平成17年度は赤字決算でありました市立病院済生館事業会計でも約9,200万円の純利益を計上しております。
一般会計の補正予算は、過日の台風9号による被害対策関連の補正分、農地農業用施設・林道・道路・橋梁・河川に対する災害復旧費、及び農作物災害対策事業費補助金など合わせて2億220万円と、その他の補正1億4,464万3千円が計上され、補正後の予算総額は、732億9,684万3千円となりました。
南沼原小学校の音楽室にエアコンを設置!
音楽室に設置されたエアコン
7月に南沼原小学校の音楽室に騒音対策の一環として、約160万円をかけ冷房設備が設置されました。
南沼原小学校は現在、生徒数982名で県内一のマンモス校です。マンモス校ゆえに子ども達は、音楽室を中々使えない。使えたとしても、騒音で落ち着いた環境で学習することも出来ないと、教育環境の不備を訴えられていました。 音楽室は、校舎の一番東側にあり、そこは国道及び県道が交差する交差点に近く、交通量も大変多く、日頃から騒音が酷い場所です。
私は、平成17年7月に市立第十中学校に騒音対策として、市道に面する2・3階部分の教室にエアコンを設置しました。その後も、各小中学校の騒音対策について十分に調査する事、そして規定を超えていれば早急な改善をする事を当局に強く求めてきました。
現在、建て替えが進められています第七小学校は、調査の結果、騒音の数値が規定値よりオーバーしているため、山形市として初めての冷暖房完備の小学校となります。
今後とも、南沼原小学校の教育環境改善の為、新設分離校の早期建設に向け、地域の皆さまと協力して頑張って参ります。
第1回南沼原地区スポーツレクリェーション大会!
ボール送り競争に参加する「おりはら」
9月30日(日)第一回南沼原地区スポーツレクリェーション大会が、南沼原小学校グランドで開催されました。
今年から、山形市民総合運動会は中止となり、平成20年度より新たな形で、『体育の日』祝う事になっています。
おりはらは、沼木地区の選手として、ボール送り競争に参加しました。ボール送り競争は、選手20名が気持ちを合わせ、頭越しと股下を交互にボールを送ります。私が最後のボールを受け取りゴールイン。見事優勝することが出来ました。
私は、昨年の9月議会で、山形市民総合運動会を地区対抗の競技方式を改め、市内の体育施設を開放し、市民参加型で幼児から高齢者まで、一人でも家族でも会社のグループでも自由に参加出来る、世代間交流型のイベントとして、仮称『親しもう!スポーツフェスティバル』を開催してはどうかと、提言しています。
おりはら政信の写真ニュース
(山形を元気に!議員活動とその足跡パート8)
建設委員会行政視察 平成19年8月1日〜3日 | |
福岡市に於いて |
佐世保市に於いて |
花笠まつり 平成19年8月5日 |
終戦記念日街頭演説 平成19年8月15日 |
アジア大会優勝 高橋みゆき選手 MVP受賞祝賀会にて 平成19年9月21日 |
多重債務問題で先進地の盛岡市生活消費者 センターを視察 平成19年10月4日 |
寒河江市の商店街を視察 |
限界集落白倉地区を視察 |
『2007地域活性化フォーラムin寒河江』に 参加された公明党国会議員の皆さんと 平成19年10月14日 |
廃校を利用した『あとりえマサト』 |